てちてちエンジニアのおっとーです。
AWSのサービスRoute53で独自ドメインを購入し、
Lightsailで立ち上げたWordPressに紐付けをするところまでを紹介していきます。
LightsailでWordPressを立ち上げるところまでは、こちらの記事を参考にしてください。
Lightsailでの準備
まずは、独自ドメイン取得に向けて下準備をします。
AWSのLightsailは静的IPを取得しない場合、動的IPが振り分けられます。(Lightsailに限りません、EC2等も基本同じです)
動的IPはインスタンスを起動し直したりするたびに変更されてしまいます。
IPが変わってしまうと、本来のIPではWordPressのサイトに到達できなくなってしまいます。
なので動的IPをドメインに紐づけてアクセスできるようした直後は独自ドメインでログインできてたのに、
ある日突然アクセスできなくなったみたいなことが起きるのです。
静的IPを取得して、その静的IPとドメインを紐付けることで、いつでもドメイン名で同じ場所にアクセスできるようになります。
では、静的IPの取得をやっていきます。
①Lightsailのネットワーキングタブを開きます
![](https://techtech-step.com/wp-content/uploads/2021/09/lightsail_1-1024x613.jpg)
②パブリックIPの下部にある「+静的IPの作成」をクリックします。
![](https://techtech-step.com/wp-content/uploads/2021/09/lightsail_2-1024x613.jpg)
③アタッチする(割り当てる)インスタンスを設定します。
自動で設定されているかもしれませんが、されていない場合はインスタンスの右下のキャンセルボタンの横に「アタッチ」と表示されていると思いますのでそれを押下します。
④取得する静的IPを識別するための名前を設定します(AWS管理画面上で識別できれば問題ないので何でもOKです)
⑤「作成」ボタンを押下します。
![](https://techtech-step.com/wp-content/uploads/2021/09/lightsail_3-1024x613.jpg)
⑥静的IPの作成が完了すると、静的IPと紐付いているインスタンスが表示されるので、IPをコピーしてメモ帳等に残しておきます。
これでLightsail側での設定は終了です。
Route53でドメインを購入
独自ドメインを設定するためには、まずドメインが購入が必要です。
独自ドメインは他の人が使っているものと全く同じものは購入できません。
使用したいドメインが使えない場合は、誰か先に登録してしまったということなので諦めて他の候補にしましょう。
では、独自ドメインの購入までやっていきます。
![](https://techtech-step.com/wp-content/uploads/2021/09/Route53_14-1024x613.jpg)
①AWSのメニューバーから「サービス▲」をクリックしてすべてのサービスを表示します
②すべてのサービスが表示された状態で最下部までスクロールして「ネットワーキングとコンテンツ配信」を探し、Route53をクリックします。
![](https://techtech-step.com/wp-content/uploads/2021/09/Route53_6-1024x613.jpg)
④「ドメイン名の入力」と表示されている箇所に取得したいドメインを入力します。
⑤「チェック」ボタンを押下します。
![](https://techtech-step.com/wp-content/uploads/2021/09/Route53_7-1024x613.jpg)
⑦希望のドメインが使用可能な場合は「カートに入れる」ボタンを押下します。
⑧画面右側にカートが表示され、希望のドメインが入っていることを確認します。
![](https://techtech-step.com/wp-content/uploads/2021/09/Route53_8-1024x613.jpg)
⑨画面下部までスクロールして「続行」ボタンを押下します。
![](https://techtech-step.com/wp-content/uploads/2021/09/Route53_9-1024x613.jpg)
![](https://techtech-step.com/wp-content/uploads/2021/09/Route53_10-1024x613.jpg)
⑩個人情報を入力していきます。
⑪プライバシーの保護のを設定します。(私は通常有効化を選択しています)
ドメイン情報を調べた際に連絡先を表示するかしないかの設定のようです。
⑫内容を確認して「続行」ボタンを押下します。
![](https://techtech-step.com/wp-content/uploads/2021/09/Route53_11-1024x613.jpg)
⑬ドメインの自動更新を設定します。
ドメインは基本1年以上の単位で購入します。決められた期限しか使用しない場合は問題「無効化」を選択、いつまで使うか分からない場合は「有効化」を選択すれば問題ないと思います。
⑭AWSの登録契約を読み、問題なければチェックボックスにチェックを入れます。
⑮「注文を完了」ボタンを押下します。
以上で、ドメインの購入は完了です。
ドメインが使用できるようになるまで時間がかかる場合があるみたいですが、
大体20分かからず使えるようになっている印象です。
Route53でドメイン設定
静的IPとドメインの取得が完了したら、あとはこの2つを紐付けてあげることで、
いつでも独自ドメインを使って同じIPへアクセスすることができます。
以降の画像ではtechtech-step.comを例に紹介します。
読者の皆様は前工程で取得したドメインに読み替えてください。
では、やっていきましょう。
![](https://techtech-step.com/wp-content/uploads/2021/09/Route53_12-1024x613.jpg)
①Route53の「サイドメニュー」⇛「ホストゾーン」をクリックします。
②購入したドメインが表示されていることを確認します。(購入直後は表示されていない場合があります。ちゃんと購入できているかは、「サイドメニュー」⇛「保留中のリクエスト」から確認できます。)
③ドメインをクリックします。
![](https://techtech-step.com/wp-content/uploads/2021/09/Route53_13-1024x613.jpg)
上図赤枠部分の2項目を追加していきます
④図の中央あたりにあるオレンジの「レコードを作成」ボタンをクリックします。
![](https://techtech-step.com/wp-content/uploads/2021/09/Route53_14_1-1024x613.jpg)
1回目
⑤レコード名は空欄のまま、値にLightsailで取得した静的IPを入力します。
⑥「レコードを作成」ボタンを押下します。
2回目
⑦レコード名に「www」を入力し、値にLightsailで取得した静的IPを入力します。
⑧「レコードを作成」ボタンを押下します。
ドメイン名をブラウザのURLバーに入力して、アクセスできるか試してみてください。
正常にアクセスできたら、静的IPとドメインの紐付けは完了です。
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