- マクロって便利って聞くけど、どうやって使えばいいの?
- マクロを動かすために必要なことは?
- マクロって難しいんじゃないの?
マクロを使ったことがない人は、マクロを使うことへのハードルが高いと思われている人が多いイメージがします。
マクロを使う事自体には難しさは特になく、
使い方を覚えれば拾ってきたプログラムを使ってExcelをもっと使いこなす事ができます。
画像を使って一歩ずつ、なるべくわかりやすくマクロを動かすまでの手順を説明するので、
ぜひマクロの使い方を覚えて使ってみてください。
早速説明していきます。
必要なもの
・Excel
手順
EXCELを起動する
Windowsキーを押下して、「excel」と入力して、
検索結果に出てきたExcelをクリックします。
![](https://techtech-step.com/wp-content/uploads/2021/11/image-1.png)
開発リボンを表示させる
後に使用する「開発リボン」を先に表示させておきます。
※すでに表示されている場合はこの手順は飛ばしてください(画像④参照)
Excel起動後の画面から下記の手順に沿って設定してください。
- 起動後の画面左下の「オプション」を開く
- Excelのオプション画面から「リボンのユーザー設定」を開く
- 画面右側のドロップダウンから「メインタブ」を選択する
- 「開発」の前にあるチェックボックスにチェックを入れる
- 画面右下の「OK」ボタンを押下する
![](https://techtech-step.com/wp-content/uploads/2021/11/image-3.png)
![](https://techtech-step.com/wp-content/uploads/2021/11/image-5.png)
![](https://techtech-step.com/wp-content/uploads/2021/11/image-6.png)
ブックを開く
空白のブックを新規で開きます。
(マクロを使いたいExcelファイルを直接使用してもOKです)
![](https://techtech-step.com/wp-content/uploads/2021/11/image-2.png)
VBEを開く
VBEとはVisualBasicEditorの頭文字を取ったものです。
マクロを書くためのエディターとだけ知っていれば問題ありません。
VBEは以下の2つの方法で開くことができます。
開き方①
- 「開発タブ」を選択します
- 「VisualBasic」を選択します
開き方②
- Altキーを押しながらF11キーを押下
![](https://techtech-step.com/wp-content/uploads/2021/11/image-7.png)
モジュールを追加する
プログラムを記述するモジュールを追加していきます。
- 「挿入」を選択します
- 「標準モジュール」を選択します
- 標準モジュールという名前のフォルダにmodule1というモジュールが作成されたことを確認します
![](https://techtech-step.com/wp-content/uploads/2021/11/image-8.png)
![](https://techtech-step.com/wp-content/uploads/2021/11/image-9.png)
プログラムを書くor貼り付ける
今回はプログラムは実際に書かずに下記プログラムをコピーして手順を進めてください。
Sub CopyTemplate()
Dim wb As Workbook
Dim ws As Worksheet
Dim inputtext As String
Dim num As Long
num = Application.InputBox(prompt:="現在作業中のWSを複製します。複製数を入力してください", Title:="シートの複製", Type:=1)
Set wb = ActiveWorkbook
Set ws = wb.ActiveSheet
For num = 1 To num
ws.Copy After:=Worksheets(wb.Worksheets.Count)
Next num
End Sub
- プログラムをコピーする
- 標準モジュールの画面にプログラムを貼り付ける
- 「デバッグ」タブから「VBAProjectのコンパイル」を選択する
![](https://techtech-step.com/wp-content/uploads/2021/11/image-10.png)
![](https://techtech-step.com/wp-content/uploads/2021/11/image-11.png)
ショートカットを登録
モジュールに追加したマクロをExcelを使うためのショートカットを登録していきます。
マクロを動かすトリガーとなるのはショートカットのみではないですが、
今回は簡単に使用するための説明なので、ショートカットを用います。
(VBE画面は☒ボタンを押して閉じて問題ないです。)
- 「開発リボン」を選択します
- 「マクロ」をクリックします
- マクロ画面に先程貼り付けたマクロの名前(CopyTemplate)が存在していることを確認します
- マクロ画面からショートカット登録するマクロを選択します(今回はCopyTemplateを選択)
- 「オプション」ボタンをクリックします
- マクロオプション画面のショートカット入力欄にカーソルを合わせショットカットに登録するキーを押下します
(私はShift+Aを押し登録したので、実行時にはCtrl+Shift+Aのショートカットが登録されています) - OKボタンを押下(マクロ画面に戻りますが、そのまま閉じて問題ないです)
![](https://techtech-step.com/wp-content/uploads/2021/11/image-12.png)
![](https://techtech-step.com/wp-content/uploads/2021/11/image-13.png)
![](https://techtech-step.com/wp-content/uploads/2021/11/image-14.png)
実際に動かしてみる
それでは先程コピーして貼り付けたマクロを実行して、動作を確認していきます。
先程のマクロは、作業中のシートを指定数分複製するマクロです。
実行すると、入力画面が表示され、数値が入力されると表示中のシートが指定数分複製されます。
そのため複製元となるテンプレートを作成します。
「A列には5-23の数字が入っていて、B列ではその数字を元に時間を表示するための関数、C列は記入欄」という
学習日記のテンプレートがあるとします。
「毎日このテンプレートを作成するのはめんどくさい。」「手作業で複製はめんどくさい」ときに使えるマクロです。
※私は説明のために学習日記を作成しましたが、A1セルに「AAA」と入れてテストするだけでOKです。
- 元となるシートが複製されていることが分かる状態にする
- 登録したショートカットキーを押下する
- 入力画面に数字を入力する
- シートが複製されていることを確認する
![](https://techtech-step.com/wp-content/uploads/2021/11/image-16.png)
![](https://techtech-step.com/wp-content/uploads/2021/11/image-18.png)
![](https://techtech-step.com/wp-content/uploads/2021/11/image-20.png)
![](https://techtech-step.com/wp-content/uploads/2021/11/image-19.png)
しっかりテンプレートがコピーされていれば完了です。
いかがでしたでしょうか。意外と簡単だったのではないでしょうか。
マクロはネットで検索をすればかなりの数出てきます。
自分でプログラムをかけなくても、使い方さえ知っていれば、
誰かが作ったプログラムを自分のExcelで使用することができるのです。
ぜひ、覚えてExcelライフを少しでも快適に過ごしていただければと思います。
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