【Excel】マクロの使い方

  • マクロって便利って聞くけど、どうやって使えばいいの?
  • マクロを動かすために必要なことは?
  • マクロって難しいんじゃないの?

マクロを使ったことがない人は、マクロを使うことへのハードルが高いと思われている人が多いイメージがします。

マクロを使う事自体には難しさは特になく、
使い方を覚えれば拾ってきたプログラムを使ってExcelをもっと使いこなす事ができます

画像を使って一歩ずつ、なるべくわかりやすくマクロを動かすまでの手順を説明するので、
ぜひマクロの使い方を覚えて使ってみてください。

早速説明していきます。

必要なもの

・Excel

手順

EXCELを起動する

Windowsキーを押下して、「excel」と入力して、
検索結果に出てきたExcelをクリックします。

画像①:Excelを開く
開発リボンを表示させる

後に使用する「開発リボン」を先に表示させておきます。
※すでに表示されている場合はこの手順は飛ばしてください(画像④参照)

Excel起動後の画面から下記の手順に沿って設定してください。

  1. 起動後の画面左下の「オプション」を開く
  2. Excelのオプション画面から「リボンのユーザー設定」を開く
  3. 画面右側のドロップダウンから「メインタブ」を選択する
  4. 「開発」の前にあるチェックボックスにチェックを入れる
  5. 画面右下の「OK」ボタンを押下する

画像②:オプションを開く
画像③:リボンのユーザー設定 を選択
画像④:開発リボン
ブックを開く

空白のブックを新規で開きます。
(マクロを使いたいExcelファイルを直接使用してもOKです)

画像⑤: 空白のブックを開く
VBEを開く

VBEとはVisualBasicEditorの頭文字を取ったものです。
マクロを書くためのエディターとだけ知っていれば問題ありません。

VBEは以下の2つの方法で開くことができます。

開き方①

  1. 「開発タブ」を選択します
  2. 「VisualBasic」を選択します

開き方②

  1. Altキーを押しながらF11キーを押下

画像⑥: VBE
モジュールを追加する

プログラムを記述するモジュールを追加していきます。

  1. 「挿入」を選択します
  2. 「標準モジュール」を選択します
  3. 標準モジュールという名前のフォルダにmodule1というモジュールが作成されたことを確認します

画像⑦: 標準モジュールを追加
画像⑧:標準モジュール追加後
プログラムを書くor貼り付ける

今回はプログラムは実際に書かずに下記プログラムをコピーして手順を進めてください。

Sub CopyTemplate()
Dim wb As Workbook
Dim ws As Worksheet
Dim inputtext As String
Dim num As Long

num = Application.InputBox(prompt:="現在作業中のWSを複製します。複製数を入力してください", Title:="シートの複製", Type:=1)
Set wb = ActiveWorkbook
Set ws = wb.ActiveSheet
For num = 1 To num
    ws.Copy After:=Worksheets(wb.Worksheets.Count)
Next num

End Sub
  1. プログラムをコピーする
  2. 標準モジュールの画面にプログラムを貼り付ける
  3. 「デバッグ」タブから「VBAProjectのコンパイル」を選択する

画像⑨: コピー後の状態
画像⑩:コンパイル
ショートカットを登録

モジュールに追加したマクロをExcelを使うためのショートカットを登録していきます。
マクロを動かすトリガーとなるのはショートカットのみではないですが、
今回は簡単に使用するための説明なので、ショートカットを用います。
(VBE画面はボタンを押して閉じて問題ないです。)

  1. 「開発リボン」を選択します
  2. 「マクロ」をクリックします
  3. マクロ画面に先程貼り付けたマクロの名前(CopyTemplate)が存在していることを確認します
  4. マクロ画面からショートカット登録するマクロを選択します(今回はCopyTemplateを選択)
  5. 「オプション」ボタンをクリックします
  6. マクロオプション画面のショートカット入力欄にカーソルを合わせショットカットに登録するキーを押下します
    (私はShift+Aを押し登録したので、実行時にはCtrl+Shift+Aのショートカットが登録されています)
  7. OKボタンを押下(マクロ画面に戻りますが、そのまま閉じて問題ないです)

実際に動かしてみる

それでは先程コピーして貼り付けたマクロを実行して、動作を確認していきます。

先程のマクロは、作業中のシートを指定数分複製するマクロです。
実行すると、入力画面が表示され、数値が入力されると表示中のシートが指定数分複製されます。

そのため複製元となるテンプレートを作成します。

「A列には5-23の数字が入っていて、B列ではその数字を元に時間を表示するための関数、C列は記入欄」という
学習日記のテンプレートがあるとします。

「毎日このテンプレートを作成するのはめんどくさい。」「手作業で複製はめんどくさい」ときに使えるマクロです。

※私は説明のために学習日記を作成しましたが、A1セルに「AAA」と入れてテストするだけでOKです。

  1. 元となるシートが複製されていることが分かる状態にする
  2. 登録したショートカットキーを押下する
  3. 入力画面に数字を入力する
  4. シートが複製されていることを確認する

しっかりテンプレートがコピーされていれば完了です。


いかがでしたでしょうか。意外と簡単だったのではないでしょうか。

マクロはネットで検索をすればかなりの数出てきます。
自分でプログラムをかけなくても、使い方さえ知っていれば、
誰かが作ったプログラムを自分のExcelで使用することができるのです。

ぜひ、覚えてExcelライフを少しでも快適に過ごしていただければと思います。

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